DV(ドメスティックバイオレンス)
■DVとは
近年DVという言葉をよく耳にすると思いますが、DVとは、ドメスティックバイオレンスの略になります。ドメスティックバイオレンス、すなわち、家庭内暴力のことを指します。ここでは、DVの具体的な例や、DVを理由に離婚することは可能かといったことについて、分かりやすく説明していきます。
●いかなる場合にDVといえるのか
DVと聞いてまず思い浮かべるのは、殴る・蹴るといった物理的な力を加える行為だと思います。しかし、DVはこのような身体的な暴力に限られず、精神的な暴力も含まれるといわれています。以下、身体的な暴力と精神的な暴力のそれぞれにつき、具体例を挙げていきます。
①身体的な暴力
殴る・蹴るのほか、水をかけたり、タバコの火を押し付けたりといった行為を一方的に行う場合、身体的な暴力といえるでしょう。
②精神的な暴力
言葉で相手を罵倒したり、相手を無視し続けたりすることを日常的に行う場合や、自分や家族を殺すぞといった脅迫をして精神的に苦しめる場合には、相手に継続的にストレスを負わせており、精神的な暴力といえるでしょう。
このほか、性行為を強要したり、交友関係を異常に制限したりする行為もDVに含まれるといわれています。また、浪費が激しかったり、最低限の生活費も渡さなかったりという、経済的な暴力も考えられます。
●DVを理由に離婚することは可能か
DVに悩んでいる方の中には、もう離婚したいと考えている方もいるのではないでしょうか。そこで、DVを理由に離婚することはできるのかについて、説明していきます。
結論から言えば、DVを理由に離婚することはもちろん可能です。しかし、DVのある夫婦が離婚する場合には、他のケースと違った特別な配慮が必要となります。例えば、離婚をしたい場合には、通常夫婦間で話し合いをすることが一般的ですが、DVのある夫婦間で話し合いをやろうとすると、話し合いが上手くいかないことが多いです。
そのため、別居をして夫婦間の距離を置き、離婚調停ないし離婚裁判によって離婚手続きを進めるのが望ましいといえます。調停では、お互いが顔を合わせることなく手続きを進めるよう配慮してもらうこともできますし、DVのケースでは、証拠さえあれば裁判での離婚は認められやすいといわれています。
弁護士法人法律事務所Astiaでは、DVおよびDVを原因とする離婚に関するご相談を承っております。DVにお悩みの方や離婚しようか悩んでいる方は、当事務所までお早めにご相談ください。弁護士がお話を伺い、真摯に対応させていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。
当事務所が提供する基礎知識
-
交通事故の死亡慰謝料
■交通事故での死亡慰謝料について交通事故に遭い、被害者がお亡くなりになってしまった場合には、死亡慰謝料というものが発生します。ここでは、死亡慰謝料がどのようなものなのか、また、どのようにして請求することができるのかといっ […]
-
交通事故で6ヶ月通院...
交通事故で通院期間が6か月となった場合、慰謝料の相場はどのくらいになるのでしょうか。慰謝料額は計算基準や怪我の程度によって大きく変動します。本記事では、通院6か月の場合の具体的な慰謝料相場と、3つの計算基準の特徴や違いに […]
-
不起訴処分となるメリ...
刑事事件において不起訴処分を得ることは大きな意味を持ちます。そのメリットとして、第一に前科が付かないということが挙げられます。不起訴処分とはその名の通り、起訴されない処分ということとなります。日本の刑事裁判においては有罪 […]
-
慰謝料が請求できるケ...
「配偶者の不倫が発覚したため離婚を検討している。慰謝料の金額はどのように決められるのだろうか。」「配偶者からDV(家庭内暴力)の被害を受けており、離婚したいと思っている。慰謝料を請求することはできるのだろうか。」離婚する […]
-
私選弁護と国選弁護の...
私選弁護と国選弁護の最も大きな違いとしては、名前からもわかるように、被疑者や被告人本人そしてその家族などが選ぶことの出来る弁護人であるか、それとも国が選んだ弁護人であるかという違いが挙げられます。それぞれについて詳しく見 […]
-
交通事故で弁護士に相...
交通事故の被害に遭われた方は、まず保険会社に相談されるという方が多いのではないでしょうか。しかし、弁護士に相談することも一つの選択肢です。弁護士への相談でしか得られない大きなメリットもあるのです。 このページで […]
よく検索されるキーワード
弁護士紹介

-
- ご挨拶
-
お話をじっくりと伺った上で、最適な解決策をご提案。1日でも早くお悩みから解放されるよう力を尽くします。関東近郊のみならず東海・関西地方からも数多くのご相談いただいており、交通事故は全国対応が可能です。
-
- 経歴
-
広島県出身
中央大学法学部政治学科卒業
明治大学法科大学院修了
-
- 所属団体
- 第二東京弁護士会(53858)
事務所概要
名称 | 弁護士法人法律事務所Astia 弁護士 出口忠明 |
---|---|
所属団体 | 第二東京弁護士会(53858) |
所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー15F |
電話/FAX番号 | TEL:050-3189-0856/FAX:03-6430-3992 |
対応時間 | 平日 11:00~19:00(事前予約で時間外も対応可能) |
定休日 | 土・日・祝(事前予約で休日も対応可能) |
