【弁護士が解説】右直事故の過失割合はどのように決まる?
交差点で直進車と右折車が衝突する右直事故は、よく起こり得る交通事故の典型的な類型といえます。
本記事では、右直事故の過失割合などについて弁護士の視点で解説します。
右直事故における基本の過失割合
交差点では道路交通法の規定により、直進車が優先されるルールが定められています。
右直事故においては、車両の種類に応じた基本の過失割合が設定されています。
自動車同士の事故で適用される過失割合
自動車同士の右直事故の場合、双方が青信号で進入した場合には、基本的に直進車が20、右折車が80の過失割合が適用されます。
右折車の方が直進車よりも、交差点での安全確認義務があるとみなされるため、過失が高いと判断されることが多いです。
直進車がバイクの場合に適用される割合
直進車がバイクで右折車が自動車の事故では、四輪車同士とは異なる割合が適用されます。
バイクは自動車と比較して車体が小さく、事故の際の被害が大きくなりやすい性質を持ちます。
したがって、バイクが保護される傾向にあります。
双方が青信号の状況では、直進するバイクが15、右折する自動車が85という過失割合になることが多いです。
過失割合を変動させる要素
交通事故の状況は個別の事案によって異なるため、基本基準の過失割合がそのまま適用されるとは限りません。
以下のような個別の事故状況を加算または減算して、最終的な割合を決定します。
直進車側の過失が加算される事情
直進車側に交通ルール違反があった場合は、直進側の過失割合が増加する可能性があります。
過失が加算される主な要素は以下の通りです。
- 速度超過の程度
- 前方不注意の有無
- 交差点での減速の有無
直進車が法定速度を時速15km以上超過していた場合は、過失が10ほど加算される傾向にあります。
時速30km以上の著しい速度違反では、さらに過失が20ほど重く算定されます。
前方不注意が著しい場合や、交差点手前で適切な減速をしなかった場合も、直進側の過失が加算される要素となります。
右折車側の過失が加算される事情
右折車側に危険な行為があった場合は、右折側の過失割合がさらに加算されます。
以下の事情が考慮されます。
- 合図の遅れや不履行
- 直近での強引な右折
- 徐行義務の違反
右折車が交差点の手前で適切な合図を出さずに曲がった場合は、過失が10ほど増加することが考えられます。
直進車がすでに交差点に進入しているにもかかわらず、直前で強引に右折した場合も、過失が重くなる要素として考慮されます。
まとめ
右直事故の過失割合は、車両の種類や具体的な状況によって変動します。
自動車同士の事故では直進車にも20の過失が問われる基本基準が存在し、バイクの場合は15の割合となります。
スピード違反や合図の有無などの修正要素が考慮され、最終的な割合が決定されます。
保険会社の提示内容が適正とは限らないため、不満がある方は弁護士への相談を検討してください。
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- 経歴
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広島県出身
中央大学法学部政治学科卒業
明治大学法科大学院修了
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事務所概要
| 名称 | 弁護士法人法律事務所Astia 弁護士 出口忠明 |
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